大野木工『みのり工房』

2011年10月15日

今日の盛岡

雨  ときどき くもり    21℃

 

 

今日は昨日のつづき・・・

「みのり工房」拝見のコーナー

 

工房の主、林郷さんは
とっても丁寧に工程や木の性質などを
説明&実演で紹介してくれました

そして、その脇にある
削りだした木くずもきれいでした

丸太の状態から、木を板にして
そこから器の形に木をカットしていきます

 

器の形状によって、
板の横からとったり、縦からとったりと
強度や木目のことも考えて作られています

 

奥 :木のCDのようなもので、木の板に目印を書きます

手前:器を作る木を削ずりだします

中 :粗ぐりでだいたいの形を削りだし、
その状態で数か月、乾燥させます

 

乾燥が終わり、
器たちの表情(反りなど)を見ながら
それぞれの木の状態に合わせて削ります

 

すごい速さで回転する器の原型が
あっという間に、美しい木目の丸みのある器になっていきます

そして、出来上がった器たちに押す
最後の仕上げ・・・

 

大野木工の職人の証  焼印
職人さんそれぞれが違う焼印を持っています

みなさんのお持ちの大野木工の裏には
どんな印が付いていますか?

そして、道具屋でも人気の「小道具シリーズ」

 

その中の、「星の星」はこうやって作られています
最後の仕上げのヤスリかけは、本当に手が擦れるギリギリのところを
これまた、職人技で丁寧に素早く仕上げておりました

大切にしたい
小道具たちです

 

今回、たくさん
いろいろなお話しを聞けました
いつもは、出来上がった器越しでのお話しでしたが
作る工程を見ながらの器たちは
いつにも増して、愛着あるものへと変わりました

いろいろな工程や時間や人の手を経て
出来上がっている手作りモノ
大事にしていきたいです

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